知ってて損はないです・・・その2
UCR(アンダー・カラー・リムーバル)
カラー原稿を製版するとき、シャドウ部のイエロ、マゼンタ、シアンの網点面積率を小さくし、墨版の網点面積率を大きくして印刷効果を上げる手法です
和訳して下色除去ともいいます。
カラー印刷物のシャドウ部は、網点面積率が100%(ベタ部という)に近く、各色を刷り重ねると紙の上のインキの層が厚くなり、インキの着き方が悪くなります。
そこで、イエロ、マゼンタ、シアンの代わりに墨1色で置き換えてやります。
その結果、高速印刷のときのインキ転移性が良くなり、3色のインキの節約にもなります。
また、全体が黒っぽい原稿や、シャドウ部の色のバランスの悪い原稿に対しても効果があります。
写真的にUCRを行うには、色分解した墨分解ネガを反転して濃度の低いポジを作り、ほかの3色の分解ネガと重ねて網撮影を行います。
このマスクをUCRマスクといいます。
カラースキャナでは、UCRの量を自由にコントロールできるので、広く使われています。
UCRは、使い方を誤るとシャドウ部の色や調子に悪い影響を与えるので、注意しなければなりません。