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2010年05月 アーカイブ

知ってて損はないです・・・その1

レタッチ

狭い意味では手工的な色修正を指し、アメリカではドットエッチとも呼んでいます。

現在では広い意味で、カメラワークや色分解の後から、版を作るために行うフィルムの取りまとめ作業(集版、ストリッピング)までの工程をいいます。

印刷物を作るには、カラー原稿や写真、文字、イラストなどの線画原稿などを色分解、網撮影、線画撮影して、ネガまたはポジフィルムとします。

しかし、このままでは版を作ることはできません。

狭義のレタッチでは、色分解したものを修正したり、網点を減力して色を整えたり、キズを修正したり、あるいは二組以上の絵柄の合成を行ったりします。

また線画撮影したものは、オペークなどで修正しておきます。

広義のレタッチは、コンプ(完成予想図)に合わせて修正や合成の終わったフィルムを組み合わせ、最終的には反転、合成を繰り返して、1枚(一組)のフィルムにまとめ上げるまでをいいます。

このようにレタッチは、製版段階の最終的なまとめを行うものです。

この作業は手工的な部分が多いので、熟練が必要です。

レタッチは、印刷物の仕上がりに大きな影響を与える作業です。

知ってて損はないです・・・その2

UCR(アンダー・カラー・リムーバル)

カラー原稿を製版するとき、シャドウ部のイエロ、マゼンタ、シアンの網点面積率を小さくし、墨版の網点面積率を大きくして印刷効果を上げる手法です

和訳して下色除去ともいいます。

カラー印刷物のシャドウ部は、網点面積率が100%(ベタ部という)に近く、各色を刷り重ねると紙の上のインキの層が厚くなり、インキの着き方が悪くなります。

そこで、イエロ、マゼンタ、シアンの代わりに墨1色で置き換えてやります。

その結果、高速印刷のときのインキ転移性が良くなり、3色のインキの節約にもなります。

また、全体が黒っぽい原稿や、シャドウ部の色のバランスの悪い原稿に対しても効果があります。

写真的にUCRを行うには、色分解した墨分解ネガを反転して濃度の低いポジを作り、ほかの3色の分解ネガと重ねて網撮影を行います。

このマスクをUCRマスクといいます。

カラースキャナでは、UCRの量を自由にコントロールできるので、広く使われています。

UCRは、使い方を誤るとシャドウ部の色や調子に悪い影響を与えるので、注意しなければなりません。

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